ドロップシッピングに早くも淘汰の波
日経MJ 2008年11月21日 7面より
■ドロップシッピングが国内に登場して2年強
■ドロップシッピングとは、在庫を持たない個人のブログやホームページを販売窓口にして、そのサイトで購入手続きをとった消費者にメーカー卸が商品を直送する販売手法を指す。メーカーなどに商品を登録させ、ブログ主にネット販売の仕組みを提供するのが、ドロップシッピング業者
■「利益を上げられる仕組みなのか疑わしく、これ以上は続けれらない」 エルゴ・ブレインズ広報担当者
■「本当に商品を売るノウハウのある個人は少なかった」 ドン・キホーテグループ リアルネット担当者
■このようにドロップシッピング業者の撤退は、2008年だけでも5社に上る。生き残っている有力2社が、「もしも」と「リアルコミュニケーションズ」
■「もしも」は「国内初のドロップシッピング業者」という知名度を売り、「リアルコミュニケーションズ」はネット通販向けの卸売業から発足したため自社倉庫と物流システムを持ち、扱い商品が約24万種類と「もしも」の約6倍。
確かに、「国内初」や他社にはないバックボーンは強力な強みとなるでしょう。
しかし、そういったリーダー企業に挑戦を挑む、チャレンジャー企業としての戦い方に蹉跌があったのではないでしょうか。
「本当に商品を売るノウハウのある個人は少なかった」という言葉が、核心をついているように感じます。
「ブログ主の会員を集めること」に集中してしまったが故に、「会員の販売力を育てる」ところまでその範囲を広げられませんでした。
弊社の扱うマーケティングの一要素である広告。
コピーライターのジョン・ケープルズは「広告は、教育である」と語りました。
広告宣伝費が使われることで、弊社のようなマーケティング企業は潤うわけですが、その広告宣伝費は、私たちの制作した広告によって作られた売上からまかなわれます。
以上は当然の話ですが、もう一歩踏み込んで、広告とは、ターゲットか否かに関わらず、万人の目に触れるもの。
広告が、数千、数万の人々に言葉を発する教師であると自覚し、よりよい社会の礎となる言葉を、選択する必要があるのです。
日々の行動については近視眼的になりがちですが、それが影響する末端まで気を配り、好循環をもたらすように事業を設計していきたいものです。