
「The Fruits Toilet Paper」のPentawards Platinum受賞について、国際審査委員長のジェラール・キャロン氏よりコメントをいただきましたので、和訳をご紹介させていただきます。
大胆な発想:トイレットペーパーをギフトに変身させるには、大胆な発想が必要だ。この大胆な挑戦が、10ケ国12名の審査員を惹きつけたのだ。日本には、ビール、魚の干物、米、洗剤などのギフトパッケージがあり、我々欧米人を驚かせるが、このように、何でもギフトになり得る日本で、トイレットペーパーとは思い切ったものだ。
賢いクリエイティビティ:フルーツは、商品自体を忘れさせるようにデザインされている。このデザインは、フルーツの香りが賦香(ふこう)されたトイレットペーパーとは思わせず、それ以上の働きをしている。つまり、フルーツの色や可愛らしさ、パッケージの装飾的な側面を理解させるギフトアイデアだ。
あそび心:大人のための一種のあそびのようなものが、トイレットペーパーの機能をドラマティックに変貌させている。この賢くしゃれたあそび心は、トイレットペーペーをギフトにしても全く恥ずかしくない。
野心:こういった開発は、小さな会社だから可能なものであることは確かだが、そこには大企業に欠けている大胆な発想力の芽があり、そのフレッシュで勇気あるアイデアこそ、今日の消費者が求めているものなのだ。ペントアワードは、全ての企業が革新するように、そのクリエイティビティ(大胆、フレッシュ、賢い、勇気)を勇気づけるものなのだ。
Gérard Caron – ジェラール・キャロン -(France)

- 誰もが認めるフランスとヨーロッパにおけるマーケティングデザインの大御所的存在。
- ヨーロッパ最初のマーケティングとクリエイションを融合させたデザイン会社 Carre Noir (カレノアール)を1973年に設立。
- フランソワ・ミッテラン元フランス大統領の紋章デザイン。現在は、ミッテラン財団ロゴとして使用されている。
- RPR(共和国連合。フランスのトップ政党)のロゴデザイン。当時のPRP 党首はジャック・シラク氏。
- ユーロ紙幣デザイン決定会議のフランス国家代表としてEU会議に出席。
- PDA(汎ヨーロッパ・ブランドデザイン協会 Pan European Brand Design Association)の共同設立者で前会長。
- 2007年よりPENTAWARDS(ペントアワード)国際審査委員長を務める。審査委員の任期は通常2年間だが、ジェラール氏の任期は永年。
